factory sprout and complexity feeling

「散歩の達人」という雑誌を買いました。「川崎・鶴見」特集。
自分が気になった記事は、京浜工業地帯の地域柄をテーマに始まり、「工場巡礼」に行き着いたというもの。
確かに、小さい頃、ロボット・飛行機・ダンプカーを代表するでっかい機械に憧れ、興奮する少年魂があり、それが男魂のルーツである事に気づき、「工場」という人工物により異常なテンションに到達する事が間違いではなかったという事です。
と、言うことで、まずは「川崎マリエン」に行ってみました。

工業地帯の埋立地のうみっぺりに立っている施設です。
公園・バーベキュー場があり、家族連れが多かったです。
なぜ着たか。
展望したからったからです。
住宅地・商業地から見る風景と、工業地から見る風景は全く違います。
エネルギーそのものが伝わってきます。

そして、海側。自然を感じることは一切無かったです。
嗚呼、海が人工物に見えてしまうのです。

最後に、夕日側。
驚愕しました。そして、しばらくその風景を眺めて動け(き)ませんでした。



台風一過で天気が良く、夕日が眩しかったです。黄金でした。
霧がかかった空と工場。
そして、富士…
改めて感じました。
荒波やら江戸の町やら、日本の風景には必ず富士山がありました。
そして、これが現代の日本を代表する風景の1つであること。
美しいのか…
絵にしてしまうことが、自分の中のシュールレアリスムなんでしょうか…

高度成長期・現在の日本を支えている大きな大きな工場達。
賛歌として書いている一方で、
自然を通じて得た、自分の価値観とのジレンマがあり、
複雑な気持ちです。
ただ1つ言える事は、人間のエゴです。
排出権取引とかではなく、本当の目的「clean」であってほしいという事です。
自戒の念。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA